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シリコン・ラボ、温度ドリフトが極めて小さく、正確な電流および電圧測定を保証する絶縁型ICの新製品「Si89xx」ファミリを発表
シリコン・ラボの強固な第3世代絶縁テクノロジーが飛躍的に向上した性能と安定性を提供

シリコン・ラボラトリーズ(シリコン・ラボ、NASDAQ: SLAB)は、温度ドリフトが極めて小さく、電流および電圧の正確な測定を実現するために設計された絶縁型アナログアンプ、電圧センサーおよびデルタシグマ変調器(DSM)の新製品で構成する「Si89xx」ファミリを発表しました。シリコン・ラボの強固な第3世代の絶縁テクノロジーをベースにした新Si89xxファミリは、電気自動車(EV)バッテリーマネージメントや充電システム、DCDCコンバータ、そしてモーター、太陽光発電及び風力タービンインバータを含む幅広いインダストリアルと、グリーンエネルギーアプリケーション向けに、フレキシブルな電圧、電流、出力とデベロッパーを支援するBOM コストの低減や基板実装面積の削減を可能にしたパッケージオプションを提供します。

 

ワイドボディSOIC-8パッケージのSi892x / 3x / 4xデバイスの最新サンプルは現在出荷中で、ナローボディSOIC-8パッケージの最新サンプルは2019年第2四半期に出荷予定です。すべてのSi89xxデバイスの量産は2019年第3四半期に予定されています。シリコン・ラボでは、開発を加速するための幅広い評価キットを提供しています。ICおよび評価キットの価格については、シリコン・ラボの国内販売代理店にお問い合わせください。Si89xxファミリの詳細については、silabs.com/nextgen-si89xxをご参照ください。

 

高精度な電流と電圧の測定は、電力制御システムを正確に動作させるために不可欠です。効率を最大化し、故障や負荷の変化に迅速に対応するために、システムコントローラーは高電圧レールからの電流と電圧の情報を必要とします。シリコン・ラボの第3世代絶縁テクノロジーは、産業分野の厳しい要求を超える1414 Vの動作電圧と13 kVのバイポーラサージによる広い範囲での温度変化からコントローラを安全に保ちます。

 

シリコン・ラボは現在、業界で最も幅広い電流および電圧センサーのポートフォリオを提供しています。Si89xxファミリには4つの製品カテゴリーがあります。

  • Si892x: シャント電流検出用に最適化された絶縁型アナログアンプ
  • Si8931/8932: 汎用電圧センシング用に最適化された絶縁型アナログアンプ
  • Si8935/8936/8937: 電圧検出用に最適化された絶縁型DSM (Delta Sigma Modulation) デバイス(業界初)
  • Si8941/8946/8947: シャント電流検出用に最適化された絶縁型DSMデバイス

 

シリコン・ラボでパワー製品担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャを務める、Brian Mirkinは、次のように述べています。「当社の第1世代および第2世代のミックスシグナル絶縁技術は、過去10年間で当社のデジタル絶縁製品の市場での成功を促進させ、新しいSi89xx製品で使われる当社の第3世代の技術が、さらにそれを推し進めます。当社の絶縁製品は、高電圧からの保護を必要とするシステム設計のためにより高いサージ性能、信頼性、統合性およびクラス最高の安全性を可能にして、従来のフォトカプラ製品の置き換えを促進させ、デジタルアイソレータの競合製品を凌駕し続けます」

 

自動車用バッテリや、モーター/太陽光発電インバータシステムには、堅牢なノイズ耐性を備えた信頼性の高い電流監視が求められています。Si89xxファミリは、競合製品よりも最大で3倍高いコモンモード過渡耐性(CMTI)を提供します。Si89xxファミリは、高速トランジェントに対する75 kV / µsの耐性を備えているため、要求の厳しいインダストリアル・アプリケーションにおいても、信頼性の高い正確な電流測定値を保証します。また、ハイサイド電源電圧が検出されない場合、Si89xxファミリはホストコントローラへのフェイルセーフ表示もサポートします。

 

Si89xxファミリは、±40 µVの最小オフセット誤差と±0.1%のゲイン誤差の精度により正確な測定を可能にします。

標準オフセット・ドリフトは±0.15 µV /℃、標準ゲイン・ドリフトが-6 ppm / Cで、全温度範囲で優れた精度を保証します。Si89xxは、業界最高の標準SN比(最大90 dB)を提供し、独自の低電力モードは、電圧が他の側から取り除かれるときはいつでも、アイソレーション障壁の一方の側で引き出される電流を自動的に約1 mAに減らし、シンプルな電界効果トランジスタ(FET)でコントローラが電力を管理することができるようにします。

 

Si89xxファミリは、以下のオプションを用いて設計の柔軟性を拡張します。

  • シングルエンド、差動、またはDSM出力を備えた電流または電圧最適化デバイス
  • ±62.5 mV、±250 mV、または2.5 Vの入力範囲
  • 5 kVrmsの絶縁と9 mmの沿面距離/空間距離をサポートする幅広型SOIC-8パッケージ、および2.5 kVrmsの絶縁をサポートするコンパクトなナローボディSOIC-8

 

シリコン・ラボラトリーズについて

シリコン・ラボラトリーズ(略称: シリコン・ラボ、NASDAQ: SLAB、本社: 米テキサス州オースチン、www.silabs.com)は、よりスマートかつコネクティビティを求める市場向けにシリコン、ソフトウェア、各種ソリューションを提供する業界大手メーカーです。シリコン・ラボの技術は、IoT、インターネット基盤、産業オートメーション、民生及び自動車市場の将来を形作るものです。当社の卓越した技術力を有する世界クラスのエンジニアは性能、省エネルギー、コネクティビティ、簡素化に焦点をあてた製品開発を行っています。会社概要・事業内容詳細はwww.silabs.comをご覧ください。

 

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